[炎の七番勝負・第一局]○藤井聡太四段 vs 増田康宏四段[棋界に2人だけの10代棋士対決!](AbemaTV)

[炎の七番勝負・第一局]○藤井聡太四段 vs 増田康宏四段[棋界に2人だけの10代棋士対決!](AbemaTV)

[番外対局①]○藤井聡太四段 vs 増田康宏四段[棋界に2人だけの10代棋士対決](藤井聡太・炎の七番勝負[第一局]AbemaTV)

AbemaTVの企画「藤井聡太・炎の七番勝負」第一局です!

1.炎の七番勝負[第一局]の対局結果
2.対局した棋士のエピソード
3.次局以降の注目ポイントは?

1.炎の七番勝負[第一局]の対局結果

炎の七番勝負[第一局]の対局結果は?

先手 ○藤井聡太四段
後手 ●増田康宏四段(0.680)[32/C2]
(昨年度の勝率)[レーティング順位/順位戦のクラス] 
2017/03/12 藤井聡太四段 炎の七番勝負[第一局](棋譜)
藤井聡太四段・炎の七番勝負 第1局(AbemaTV・無料動画)
男性棋士のSNS&ブログ集へのリンク|増田康宏




AbemaTVが企画した前代未聞の企画
「藤井聡太四段・炎の七番勝負」
第一局は2016年度の新人王
もう一人の10代プロ棋士、増田康宏四段です。

増田康宏四段のプロ入りは16歳。
14歳の時に第51回奨励会三段リーグに参加
星一つの差(結果は12勝6敗)で
史上5人目となる中学生棋士を逃した
しかし、こちらも素晴らしい記録として
将棋史に残る高校生棋士となりました。

大好きな詰将棋を得意とする
藤井聡太四段。
詰将棋は少なくともプロの対局には影響しないので
詰将棋の研究は意味を持たないと発言した
増田康宏四段。

藤井聡太四段が
プロデビューする直前の非公開練習対局で
この2人は初対局
結果は増田四段が先輩の貫禄を見せています。
(デビュー前、藤井四段が一番印象に残った相手だそうです。)




これ、ライバルと呼べますよね・・。
そんな対照的とも言える
2人の若き天才棋士の対局です。

そんな注目の戦型は角換わりへ

66手目。△増田康宏四段が9六香とした局面。
この次の一手こそ
藤井聡太四段の凄さではないでしょうか・・。


67手目。30秒の秒読み将棋の中、
▲藤井聡太四段が指した一手は「9七玉」

ここからの藤井四段が凄まじい。
対局者の増田四段が
震えるほどの読みの深さ
解説の師匠、杉本昌隆七段も含めて誰も追いつけません・・。


84手目。△増田康宏四段、3二金
藤井四段、ここからすべてノータイム指しです。


投了図、96手まで。




現在の藤井聡太四段は、
全てを読み切っていたとしても
残り時間を使って指すようになりましたが
この時の藤井四段を見た視聴者は
鳥肌が立ったのでは・・

将棋の対局では
所作の良さ、相手にも失礼がないように
指すことが一般的なので
対局相手に不快感を与えるような
ノータイム指しはほとんどありません。

まさに、衝撃の終盤。
66手目の段階で藤井四段には寄せが見えていたようです・・。




2017年6月21日。
将棋界に残る伝説、神谷広志八段が残した
28連勝という記録が
14歳の少年によって並ばれることになりました。
しかも、デビューから28勝0敗。無敗での達成です。
(TVでは特番が組まれ、号外が配られるほどの盛り上がりです。)

そして、2017年6月25日。
前人未到の29連勝に挑む対局相手は
この時の対局相手、
もう一人の天才10代棋士、増田康宏四段との再戦です。

対局の舞台は竜王戦決勝トーナメント
竜王戦決勝トーナメントへ進出するのは11名。
ご存知、羽生善治三冠も登場します。
(優勝賞金4320万円、現竜王位は渡辺明)
増田五段は予選5組で優勝
藤井四段は予選6組で優勝
将棋界随一とも言える大舞台での再戦となります。

2人を取り囲む報道陣の数も
今まで以上の数になることでしょう。
名局を期待せずにはいられませんね!




2.対局した棋士のエピソード

今回の対戦者「増田康宏四段」にまつわるエピソードをご紹介します!

・「矢倉は終わった」発言。
・「詰将棋は実戦には出てこない形なので、(プロ棋士にとっては)意味がない」という詰将棋否定派とも取れる発言。
・奨励会三段リーグでは、星一つの差で史上5人目の中学生棋士を逃す。
第55回奨励会三段リーグ戦|2014年4月~2014年9月
参照元:日本将棋連盟(2017年6月調べ)

・研究会には参加せず、もっぱらコンピューター将棋が対戦相手。

こう見ると、ちょっと強気で生意気な若手という感じですが・・。
そんなことはなく、素直で謙虚。
素晴らしい人柄の若手棋士です。




3.次局以降の注目ポイントは?

炎の七番勝負!次局以降の注目ポイントは?

藤井聡太四段・炎の七番勝負!

[○]①増田康宏四段
[●]②永瀬拓矢六段
[○]③斎藤慎太郎七段
[○]④中村太地六段
[○]⑤深浦康市九段
[○]⑥佐藤康光九段
[○]⑦羽生善治三冠

第一戦目に勝利!
(結果として、6勝1敗として7番勝負を終えます。)

第二局目の対局相手は永瀬拓矢六段
将棋ファンの間では
その勝ちに強くこだわる棋風から
「鬼軍曹」と呼ばれる
将棋の鬼、勝負の鬼です。

対局動画を見るとわかるのですが、
残り時間責めや藤井四段の研究外し
凄まじい対局となりました・・。