[第10局]○藤井聡太四段 vs 大橋貴洸四段(プロ初の穴熊へ。10連勝!棋王戦予選)
1.[第10局]藤井聡太四段の対局結果
3.次局の注目ポイントは?
プロデビューからの歴代最高連勝記録は、近藤正和六段と松本佳介六段が記録した10連勝。本局に勝利したことで藤井聡太四段の連勝記録もこの記録に並びました。
1.[第10局]藤井聡太四段の対局結果
先手 ○藤井聡太四段
後手 ●大橋貴洸四段(0.400)[77/C1]
(昨年度の勝率)[レーティング順位/順位戦のクラス]
2017/3/23 第43期棋王戦 予選 3回戦(棋譜)
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勝てば10連勝となる本局の対戦相手は、たった一人のプロデビュー同期生。[第8局]でも対戦した大橋貴洸四段となりました。
戦型は藤井聡太四段には珍しい居飛車穴熊。プロデビュー後の穴熊は初めての戦型です。
(43手目 ▲3九金)
お互いに飛車の交換を求めた後の局面。
(68手目 △5二歩打)
この一手の後、先手の藤井四段が一気に寄せに行きます。
(69手目 ▲6三竜)
(投了図・127手目 ▲2七金打まで)
50手を超える長手数になりましたが
▲6三竜から一気の寄せ切り。
藤井聡太四段、10連勝です。
3.次局の注目ポイントは?
将棋の対局年度更新は3月末。この時点でプロデビュー年となる2016年度は、10戦全勝の成績で終えることになりました。
2016年度には、この後も非公式戦(エキシビジョンマッチ)が3試合あります。
2017/03/26
第零期獅子王戦(非公式)
先崎学
2017/03/26
第零期獅子王戦(非公式)
羽生善治
2017/03/26
炎の七番勝負第3局(非公式)
斎藤慎太郎
次戦の公式戦[第11局]は、2017/04/04の王将戦一次予選で対戦する小林裕士七段です。
次戦に勝つことで、プロデビューからの連勝記録は「11」となり。歴代新記録更新となります。